ドイツからこんにちは。

ドイツの日常で見たこと、聞いたこと、思ったことを気ままに

ロックダウンは、厳しくなってまだまだ続くよ

新年明けました。

年末恒例の打ち上げ花火は禁止されていましたが、それでもちらほら聞こえてきました。

 

1月10日までだったロックダウンは、減らない新規感染者数、死者数のため、

1月末まで延長になりました。

それも、厳しくなって。

 

接触制限として、会うことが許されるのは、

別の1世帯1人まで(バイエルン州は、それにプラス3歳までの子供はOK)。

移動制限として、居住自治体が感染リスク高地域になると、

15km以上離れた場所への移動が禁止されます。

私の住む街と会社のある街はどちらも感染リスク高地域になっている上、

州をまたいで通勤することになるので、

会社からは勤務証明書を発行してもらいました。

仕事が正当な理由として認められていて、証明書を持っているとは言え、

これからしばらくは、いつ警察に呼び止められるかハラハラしながら通勤することになりそうです。

 

ところで、この移動制限のポイントとなる感染リスク高地域。

定義は、過去7日間の10万人あたりの新規感染者数が200を超えた地域、となっています。

この数、

過去7日間の10万人あたりの新規感染者数平均

じゃなくて

過去7日間の10万人あたりの新規感染者数合計

なんですね。

年末、ホットスポットだった地域が、

翌日には大丈夫なレベル(政府目標の50以下)に変わっていたり、

そうかと思ったら、その次の日にはまたリスク高に変わっていたり、

と、平均だとしたら、計算が合わない地域があることを発見しました。

そしてよくよく数字を見直して、

自分が定義を捉え違えていたことに気がつきました。

でも、どうなんでしょう。

他の人は皆さん、この数字が合計だっていうこと、ご存知なのでしょうか。

 

私の会社で、

「誰に聞いても、周りでコロナにかかった人を知っているという人に出会ったことがない。

だから、政府が発表しているコロナウイルスっていうのは本当なのか、よく分からなくなってきた」

と、陰謀論を信じ始めている同僚がいますが、

それもそのはず。

感染者数を人口辺りの割合にすると、

感染者数が凄く増えた、という日でも1000分の1ないし1万分の1くらいにしかならないんですね。

これだと、感染マップを見て、周り中汚染だらけな感じを受けるのに、

自分の身近で感染したという人を知らないという状態になっても、納得です。

 

まあ、数字、統計上の話はそれとして。

何で、感染者数が減らないんでしょう。

 

私は、毎年季節の変わり目に風邪を引くのですが、

昨年は一度も風邪を引かず、

むしろ例年よりコロナ年の方が健康で元気でした。

私の周りでも、「そう言えば、去年は風邪を引かなかった」という人が多数いるので、

政府の指示通りのコロナ対策(マスク着用、手洗いうがい、社会的距離、換気など)を守っていれば、効果は出ると個人的には実感を持って感じています。

それもコロナだけじゃなく、他の細菌やウイルス性の風邪や病気に対しても有効だと思っています。

 

ということで、

今政府から発表されている指示を信じて、

私は引き続き、通勤以外、巣ごもり状態を続けます。

 

f:id:chocode:20210224074347p:plain

1月11日0時時点のドイツの感染マップ。過去7日間10万人辺りの感染者数ごとに、色分け、赤色が濃くなる毎にリスク高となりますが、ドス黒赤でも分類が足りず、ピンクが、超ホットスポット帯として加わりました。

 

f:id:chocode:20210224074612p:plain

11月2日からドイツ全土で部分的ロックダウン開始。バイエルン州は全土に先駆けて12月9日から、ドイツ全土では12月16日からフルロックダウン開始。にも関わらず、新規感染者数、死者数増加は収まりません。