ドイツからこんにちは。

ドイツの日常で見たこと、聞いたこと、思ったことを気ままに

今年のドイツは雪がよく降る

ドイツに来てから8回目の冬を迎えました。

 

気象データをきちんと調べた訳ではなく、

完全に個人的な経験に基づいた感覚での話ですが、

今シーズンはよく雪が降っています。

それも、積もるほどの雪が。

 

ドイツでは、寒くなって「今日路面凍るかな?」

と思うか思わないかのタイミングから、

塩を撒く車が街中を走り始めます。

歩道には、塩だけじゃなく、砂利が撒かれたりします。

それくらいスリップ防止、転倒防止策がきちんと取られているので、

雪が降り始めると、すぐに除雪車が出動します。

除雪車には、高速や州道のように大きな道路担当のごついものから、

路地や歩道のように狭い通り担当の小型のものなど、いくつか種類があります。

除雪車は、路面に雪が積もらないように夜中でもずっと巡回してくれています。

車道の除雪なら日本でもやっていると思われるかもしれませんが、

ドイツの凄いのはむしろ歩道の除雪。

除雪車による歩道の除雪が追いつかないような時は、

家の持ち主が責任を持って雪かきをします。

ドイツでは、家の前の道路で通行人が滑って怪我をしたら、

賠償責任はその家の持ち主にいく、という法律があるんです。

厳しいです。

そういう訳で、大抵ドイツの道路は、雪が降っても、

車や人が通る道は、雪が綺麗に除去された状態で確保されているので、

除雪が追いついていない状態の道路を走らなければならない時というのは、

あまりありません。

その除雪の追いついていない状態が、今年は先週、今週と既に2回発生しました。

個人的感覚では、珍しいです。

 

不幸中の幸いというか、怪我の巧妙というか、

私は先週、そうなる前日に会社の駐車場で事故って車を壊してしまったので、

それくらいの降雪に見舞われた状態で車を運転していません。

事故当日は相当凹みましたが、翌日上司に送迎してもらいながら、

「昨日事故ってなかったら、今日事故ってたわ」

としみじみ感じていました。

禍福は糾える縄の如しっていうのはこういうことを言うのかな、

なんて、ぬくぬくとした助手席に座りつつ呑気に実感していました。

 

先週は日本の北陸地方でも何十年ぶりくらいの大雪に見舞われたし、

同じ頃、スペインのマドリードでも非常な積雪に見舞われたし、

今年は世界的に雪の当たり年なのかもしれません。

 

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通勤途中の山道

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朝の降雪