ドイツからこんにちは。

ドイツの日常で見たこと、聞いたこと、思ったことを気ままに

社員旅行でキャンプ場

新しい仕事が決まってから、退職、退去、家探し、引っ越し、入居、新しい会社、となかなかに環境の変化が大きかったです。

その変化の波にくらいつくのに精一杯で、だいぶブログを放置してしまいました。

が、定期購読者は親くらいなので、問題ないでしょう。

 

退職、退去、家探し、引っ越し、入居、新しい会社。

日本とは異なる点が多く、共有したいこともたくさんありますが、
とりあえず直近経験した社員旅行のことを書いていきます。

 

ドイツでは、プライベートと仕事がきっかり分かれています。
同僚と仕事後に飲みに行くなんて、出張で一緒に出かけた時以外、ほぼありません。
ドイツに来てから最初に働いた会社では、単身ドイツに渡って知り合いがいないであろうことを同情したルーマニア人の同僚が家に招待してくれたりビール祭りに誘ってくれたりしたことがありましたが、そういう機会を除いて、勤務時間外に同僚と何かをすることはありませんでした。

日本では、こういう仕事とプライベートきっちり分ける”欧米式”がクールでお洒落、今時と見る傾向があるようですが、実はこっちでは逆です。

会社イベントがたくさんあって、同僚と勤務時間以外でも何かをする機会を提供している。それを通じてチームビルディングをはかれる。そういう会社が今時と捉えられていて、会社のアピールポイントになっていたりします。

 

私が6月から働き始めた会社は、そうしたドイツの公私をはっきり分ける文化を残念に思った二人のドイツ人が、毎日働きにくるのが楽しくなるような会社にしたい、という信念で18年前に設立した会社なので、社内イベントや社内コミュニケーションがとても重視されています。その社内イベントの中でも、特に夏の社員旅行とクリスマスパーティーにはかなり力が入れられています。

ドイツではコロナワクチン接種者、回復者もしくはテスト結果陰性保持者には大分制限が免除されるようになったこともあり、7月には一晩船貸し切りでライン川クルーズ、9月にはキャンプ場で2泊3日の社員旅行が実施されました。

このキャンプ場は、2年前にも社員旅行で使った所ですが、コロナ禍ということを考慮して今年の旅行先に選ばれたということでした。

 

旅行先は社長が決定。企画、運営は総務が担当。

ただ食事の用意、掃除、チームビルディングのイベント等に業者が使われていて、参加者や運営側が、雑事に囚われずにイベントそのものを楽しめるように企画されていたのは、うまいやり方だなと感心しました。

 

宿泊場所は、テント泊(テント各自持参。各自設置)、グループテント泊(キャンプ場据付。中に簡易折り畳みベッドが並べられているが、テントの密封性が良くないので夜寒い)、Bauwagen泊(バウヴァーゲン。改造した車両の中にダブルベッドが設置。7−8名宿泊可)、管理棟泊(キャンプ場管理棟の大部屋に簡易折り畳みベッドが並べられている)のオプションから各自選ぶ方式。私は現地に行ってからBauwagen泊に変えましたが、快適でした。

ほとんどの参加者がテント泊を選択し、各自テントを持参していたのは、さすがドイツ人だ、と思いました。

仮に日本でキャンプ場で社員旅行を実施したとして、テントを持参できる人の割合はそこまで高くないように思うのですが、どうでしょう。

 

食事はなかなか良かったです。

1日目の晩はケイタリングサービスで準備された夕食が提供されました。キャンプ場で美味しいサーモンを食べられるとは思っていなかったので、満足でした。が、乳製品の取りすぎで腹痛に見舞われ、早々に床につく羽目になりました。残念(;´д` )

2日目の晩は、メキシコ料理のフードトラック1台貸し切りでキャンプ場まで出前出張。ブリトス、タコスよりもサツマイモのフライドポテトが一番美味しかったです。

 

二日目の午前中は自由行動。私はローレライ伝説のある街を観光。

天気に恵まれて、素晴らしい眺めでした。

午後はチームビルディング。ジェンガ、フリスビー等々色々やりました。

私のチームは6チーム中6位。うまくチームが機能しませんでした。残念。

 

最終日は片付けて帰るのみ。

成り行き上、私は最後まで残って後片付けを手伝うことになりましたが、それはそれで楽しかったです。

 

そんな訳で、ドイツで初めて経験した社員旅行。

同僚がアフタービデオにまとめてくれたので、興味があれば見てみてください。

なかなか良いビデオに仕上がっています。内輪褒めですが。

 

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