ドイツでは、個人携帯はプリペイドにしています。
極力契約に縛られたくないのが第一、
会社携帯も持っていて、個人携帯はほとんど使わないから、というのが第二の理由。
Telekom、Congstarとか色んな会社からプリペイドSIMが出ていますが、
私はVodafoneのを使っています。
毎月9.99EUR(約1200円。1EUR=120JPY)で
データ通信料2.5GB、ドイツ国内の電話やSMSは200分、Vodafone契約者宛の電話やSMSは無制限、という内容。
日本にいると、2.5GBなんてあっという間に無くなってしまいますが、
ドイツで、会社携帯も持ちつつであれば、十分足ります。
というか、そもそもポケモンGoを始めるまでは、
個人携帯でネットは使わないようにしていたので、毎月支払っていませんでした。
さてここから。
チャージ額が5, 15, 25, 50 EUR
区切りなので、私は毎月15EUR入れていました。
なので、
チャージ15EUR - 使用料9.99EUR
で、毎月5.01EURは余るハズです。
余るはずなので、3ヶ月目はチャージしなくても、良いハズです。
本来であれば。
なのに、なぜか、毎月全額使い切られていく。
で、なぜか、毎月チャージしないといけない。
おかしいなあ、とは思っていたんです。
いくら数字に弱い私でも、
15-10=5って簡単な計算くらいはできます。
でも、「Vodafoneのアプリ使用料みたいのを取られているのかな。ちぇーっ。」
って思うだけで、問い合わせるようなことはしなかったんです。
頑張って探しても、問い合わせ先の電話番号が見つからなかったのと、
確たる証拠がなかったのが、問い合わせを億劫がっていた一番の原因。
Vodafoneのサイトやアプリにはカスタマーサービスの電話番号は載っていなくて、お問い合わせフォーム行き。
メールやお問い合わせフォームから問い合わせを送って、すんなり回答が返ってくるような国ではありません。
日本にいた時は問い合わせはメールで済ませることが多かったのですが、
ドイツでは、電話しないと回答が得られません。
そんな国で、問い合わせ先の電話番号がない。
→「メール送ってもどうせ放置されるだろうなあ」
→「何か余分に料金が引かれているみたいでおかしいから、調べて欲しいんだけど、なんて曖昧な事を言っても、どうせとんちんかんな回答しか返ってこないんだろうなあ」
なんて思ったら、面倒臭くて、放置してきてしまったんです。
プリペイドでは、毎月引かれたらSMSで連絡がくるんですが、
余分に引かれているっぽいものは、領収書や引き落とし連絡がなかったんです。
でも、ついに切れたのが昨年11月。
「余分に引かれている」って説明できる証拠を得たのもあって、
ようやく重い腰をあげました。
電話番号は分からないままだったので、WhatsApp(日本だとLINEのようなメッセンジャーアプリ)で問い合わせ。
以外にも、すんなり回答が来ました。
結果、分かったこと。
知らない間に、知らない第3者から広告料なるものを取られていたということ。
それも、2017年5月20日から、毎月5 EUR。
被害総額155 EUR(31ヶ月分)。
Vodafoneから返金してもらえたのは、2ヶ月分 10 EURのみ。
それ以上は、第3者に直接問い合わせろ、と。
それで、その「第3者」なるものを問い合わせると、
「いろいろな広告会社」だと。
「問い合わせをするから、そのいろいろな広告会社の内訳を教えて欲しい」とお願いすると、
「リストにして、書面で送付する」と。
案の定、リストは送られてきません。
「第3者」に広告料を支払う契約なんて、結んでいないのに、何で?!
という疑問と怒りでネットを調べまくっていると、
どうもクリック詐欺
にあった模様。
いつ、どのようにしてあったのかは不明。
消費者庁のサイトにも出ているので、問題として認識されてはいるみたい。
対策は取られていないけど。
この怒り、どうしたものか。
Vodafoneは当てにならないし。
「色んな広告会社」のうち名前が分かっているのは2社だけだし。
被害額135EURのために、かける労力が大きい。
泣き寝入り。
せめて消費者庁には一報いれるか。
薄々おかしいと思いながら放置していた私が悪いとはいえ、
ああ、悔しい!