ドイツからこんにちは。

ドイツの日常で見たこと、聞いたこと、思ったことを気ままに

台車で引越し

ドイツに来てから、日本にいたら絶対自分ではやらなかったであろうことも、

自分でこなすようになりました。

その中の一つが、引越し。

日本で引越しした時、荷物の搬入搬出には、引越し業社を使っていました。

日本にいる時は引っ越し業社を使うのが「当たり前」だと思っていました。

 

それがドイツ。

倹約家(ケチ)な国民性からか、DIY精神からか、自分達で引越しを済ませてしまうことが「普通」だったりします。引越し業社を使うとなんせ高い。

私はドイツに来てから4回引越しをしましたが、そのうち業社を使ったのは2回。いずれも会社が引っ越し業社の費用を負担してくれた時のみ。

昨年300km(車で3.5-4時間ほど)離れた街に引越しした時も、自分達で引越しを済ませました。

荷物の搬出は、電車で2時間かけて手伝いに来てくれた彼のお母さんと彼(当時)と3人で。レンタルした3.5トンのバンは彼が運転。荷物の搬入には、新しい職場の同僚が手伝ってくれて1日で引越しを済ませました。手伝ってくれた同僚はこれまで10回ほど引越ししたことがあるけど、全て自力で済ませたと言っていました。それだからか、洗濯機の搬入も難なくこなしてくれました。

 

そんな訳で、自力引越しをこれまで2回経験していましたが、結婚式後に引越しした時は、バンを借りず、車も使わず、台車だけで済ませました。新居が同じ通りで、110mしか離れていないという近距離だったのです。台車のみ自力引越しというのは、今回初めての経験でした。

台車はこんな感じのを1台使いました。あとIKEAの台車も1台あったので補助的に使いました。

イメージ図。こんな感じの台車を使いました。

旧アパートは1階(日本の2階)でエレベータ有り、新居は2階(日本の3階)でエレベータなし。

今回も夫のお母さんが、車で3時間ほどかけてはるばる手伝いに来てくれたので、段ボール類の搬入搬出は3人でなんとかなるとはいえ、さすがに洗濯機、ベッド、ソファ、洋服ダンスといった大物を運ぶのは自分達だけでは厳しい、ということで2名2時間、引越しの手伝い(ウムツークスヘルファーUmzugshelfer)を雇いました。

 

新居は昔建てられたアルトバウヴォーヌンク(1949年以前に建てられたアパート。Altbauwohnung)ということと、前の住人があまり掃除していなかったこともあり、汚かったです。

荷物搬入前に掃除したとはいえ、細かな所まで手が行き届きませんでした。そこを義母が徹底的に磨き上げてくれました。このプロ並の掃除力、非常に助かりました。心底感謝。

 

そうして、義母や引越し手伝い人といった人たちの力を借りて、

何とか荷物の搬入搬出、部屋の粗方の片付けを約1週間かけて終了させることができました。

引越し前は本当に車使わずにいけるのかな、台車1台だけで足りるのかな?と心配でしたが、いけました。ドイツでの引っ越しに台車のみ引越しという経験値が新たに加わりました。

 

キッチンには諸々不備があるし、バスルームは旧居よりも狭くなって超ミニだし、窓とか暖房とかにも不備はあるけど、とりあえず街中で旧居よりも少し大きい家に住めるようになって、良かったです。