ドイツからこんにちは。

ドイツの日常で見たこと、聞いたこと、思ったことを気ままに

キッチンの購入

日本にいたら経験しなかったであろうこと、キッチンの購入。

10月に引越ししてから、ドイツに来て初めてキッチンを購入しました。

 

日本の賃貸アパートには、キッチンは初めから備え付けられているし、

持ち家だとしても、自分で家を建てない限りキッチンを買うことなんてないと思います。

それが、ドイツ。

賃貸アパートでも、キッチンのついていない場合があります。

ドイツに来るまではキッチンっていうのは、風呂、トイレのように、賃貸アパートならついていて当然のユーティリティーくらいに捉えていたんですが、ドイツでは違います。

私の超ざっくりした感覚で言うと、キッチンのついている物件とついていない物件、半々くらいな感じです。

キッチンがついていたとしても、前の住人から有料で買い取らないと、前の住人とともにキッチンも引越しされてしまう場合があります。別の言い方をすれば、キッチンが気に入らない、もしくは自分ももう持っているからいらないと買取を拒否した場合、前の住人はキッチンとともに引越ししなければなりません。

キッチンがついていない家の場合、キッチン設置場所に、上水、下水の穴があるだけで、見事に何もありません。

 

今回私達が引越しした家に、キッチンはついていました。が、ボロい。

作業台の表面が剥がれて、中の木が見えていたり、収納棚はきちんとしまらなかったり、オーブン庫内の空気を対流させようとすると異音がしたり。。。

作業台の剥がれたキッチンなんて、初めてみました。

作業台の表面の剥がれ。

剥がれは1箇所だけじゃなかった。

初めは作業台だけ変えようと考えていたのですが、作業台の購入、見積もり依頼、工賃で500EUR(1EUR=140JPYとして7万円)くらいはしそうだということが判明。

IKEAで安いキッチンを見ると、セットのキッチン(換気扇、コンロ、オーブン付き)が工賃別で883EUR(13万円弱)ほど。

最初に購入を検討したセットのIKEAキッチン。

自分達が引っ越すことになった場合、作業台の費用や工賃を次の店子に売ることはできないけど、新しいキッチンを購入すれば、売ることはできる。

それになにより、作業台以外にもぼろがきてる。

ということで、思い切ってキッチンを買うことにしました。

 

安いし特に何も考えずにすぐに発注できるから、セットのキッチンを発注しようと思ったのですが、シンクに水切り場所は欲しいよね、ということで、カスタマイズが必要。

 

IKEAのキッチンプランナーの予約を取って、カスタマイズして、見積もりをもらって、ようやく発注。ここまでで1ヶ月半はかかりました。当初予定より大分高くつきましたが、満足。

古いキッチンの撤去、新しいキッチンの組み立てなんてことは、大工仕事の苦手な私たちには到底無理なので、業者に依頼。

幸い年内に据付予約が取れて、先々週、業者2名が1日かけて綺麗にキッチンを据え付けてくれました。

工賃だけで1000EUR(約14万円)かかったけど、自分達では時間をかけてもこんなにきちんと綺麗にキッチンを設置することはできなかったので、有効なお金の使い方をしたと二人とも満足。

 

キッチンが新調されて、家の住みやすさが格段にアップ。